英語の壁②ALL English化
2021年より英語教育は大変革します!
英語の壁?②
前記事に引き続き、お子さまたちが直面する英語の壁を紹介します。
こちらで紹介する「英語の壁」は、ただ不安を煽るだけを目的としているわけではありません。そもそも、英語教育の大きな変革は、英語学習をこれまでよりもさらに実用的で楽しいものにする狙いがあります。変わる英語教育の現場を理解してもらった上で、お子さまが一つ一つ壁を乗り越え、楽しく英語学習ができる対策を共に考えていければという思いで、書いています。
「英語の壁」を乗り越えることができれば、お子さまの英語力は間違いなく格段に上がります。これから見える世界も、きっと変わります。
英語の第二の壁:「授業がALL ENGLISH化」「聞く」「話す」活動が大幅に増えます!
文科省発表の「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」によると、中学校の英語の授業についても「授業を英語で行うことを基本とする」という方針が示されています。これは授業内でのコミュニケーション全般を基本的に英語で行うことを意味しています。
これまでは、英語教員が英語を使って指示を出したり、場面を絵やイラストなどを用いて説明したりすることで、英語の「聞く」力の向上を図ってきました。
今後は、生徒と教員が、生徒と生徒がお互いに英語で「話す力」の向上をより目指させることになります。
それに伴い、評価方法も変わります。話す技能は、「発表」と「やりとり」の2つの領域に分けて評価することになります。つまり、一方的に英語を発表するスピーチでの評価に加え、英語を使った双方向のコミュニケーション力=「やりとり力」を評価していくことになるわけです。
「やりとり力」をアップできる生徒の特徴
□英語の基礎基本を理解している
□英語学習に前向きである
□外向的である
□人と話すことが好きである
□間違いを恐れることがない
□学級の雰囲気の人間関係が良好である
全ての□にチェックがつかないと、「やりとり力」の向上は期待できないと思います。
チャックのつかないお子様に対して、周囲の大人ができるバックアップは何か考えることが重要ではないでしょうか。